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安倍晴明の式神を解説!十二天将や正体とは

神様

「安倍晴明 式神」と検索したあなたは、日本一有名な陰陽師は誰ですか?と聞かれれば即座に安倍晴明を思い浮かべるかもしれません。

しかし、安倍晴明は何の神様なのか、そもそも安倍晴明の式神は何ですか?と聞かれると、答えに詰まるのではないでしょうか。

映画や物語の影響で、式神は実在したのか、その式神の正体とは何か、多くの謎が残ります。

この記事では、安倍晴明の式神の名前や、特に有名な式神 十二 天将を解説します。

さらに、安倍晴明の伝説に欠かせない式神と狐の関係、その他の式神 一覧、さらには式神の作り方とはどのようなものだったのか、そして安倍晴明 式神と神社の神様についても触れながら、平安時代のミステリアスな世界を紐解いていきます。

・安倍晴明と陰陽師の基本的な知識
・式神の正体や実在したのかという疑問
・安倍晴明が使役したとされる式神の種類
・式神や安倍晴明に関連する伝承や神社

安倍晴明の式神とは?陰陽師の基本

・日本一有名な陰陽師は誰ですか?
・安倍晴明は何の神様ですか?
・安倍晴明の式神は何ですか?
・式神の正体とは
・式神は実在したのか

日本一有名な陰陽師は誰ですか?

日本で最も有名な陰陽師と問われれば、多くの人が安倍晴明(あべのせいめい)の名を挙げるでしょう。

彼は、平安時代に実在した人物です。

映画や小説では、呪術を駆使して怨霊と戦う超人的な存在として描かれがちですが、史実上の安倍晴明は、朝廷に仕える「陰陽寮(おんみょうりょう)」という役所に所属した官僚(公務員)でした。

彼の主な仕事は、天文や暦の観測、占いや祈祷を通じて、天皇や貴族たちに吉凶を伝え、国の安寧を保つことでした。

では、なぜ彼がこれほどまでに有名になったのでしょうか。

その理由は、彼の生前の活躍が卓越していたことに加え、彼の死後、『今昔物語集』や『宇治拾遺物語』といった説話集の中で、その能力が伝説として脚色されていったためです。

現代においても、小説、漫画、映画など多くの創作物の主人公となり、その人気を不動のものにしています。

陰陽寮とは?

陰陽寮は、古代日本の律令制における国家機関の一つです。

主な職務は以下の4つに分かれていました。

  • 陰陽道:吉凶の占い
  • 天文道:天体観測や占星術(晴明は天文博士でした)
  • 暦道:暦(カレンダー)の作成
  • 漏刻:水時計による時刻の管理

何の神様ですか?

前述の通り、安倍晴明は平安時代に実在した人間(官僚)であり、生前から神様だったわけではありません。

しかし、彼の残した数々の伝説や、人並外れた呪術の能力、そして当時の権力者であった藤原道長からも深く信頼されたという実績から、後世の人々によって次第に神格化されていきました。

死後、安倍晴明はその偉業を称えられ、神秘的な力を持つ存在として信仰の対象となりました。

彼を祀る神社、特に有名な京都の「晴明神社」では、災厄除けや魔除けの神様として、現在も多くの人々から信仰を集めています。

つまり、「安倍晴明=神様」という認識は、彼が亡くなった後に、その功績と伝説が信仰へと昇華した結果と言えるでしょう。

式神は何ですか?

式神(しきがみ、または「しきじん」)とは、陰陽師の命令に従って動く、霊的な存在や鬼神(きじん)のことです。

「式の神(しきのかみ)」とも呼ばれます。

安倍晴明は、この式神を使役する能力に特に長けていたと伝えられています。

彼の伝説の中でも特に有名なのが、式神に屋敷の雑用をさせていたという逸話です。

伝説によれば、晴明の屋敷では、主人が何も言わなくても門が自動で開閉したり、掃除が完璧に行われていたといいます。

これらはすべて、人の目には見えない式神たちが行っていました。

しかし、晴明の妻がその異様な姿をひどく怖がったため、晴明は式神たちを京都の一条戻橋(いちじょうもどりばし)のたもとに隠し、必要な時だけ呼び出して使役するようになった、と伝えられています。

目に見えない存在に家事を任せていたとは、現代でいうロボット掃除機やスマートホームのようですね。

平安時代からそのような発想があったことに驚かされます。

式神の正体とは

式神の「式」という字には「用いる」という意味があり、「式神」とはすなわち「用いられる神」を指します。

その正体については、一つの決まった答えがあるわけではなく、多様な解釈が存在します。

主に、以下のような存在が式神の正体として考えられてきました。

  • 荒ぶる神や妖怪変化
  • 神霊や精霊
  • 人の善行や悪行を見定める役目を持つ存在

また、式神は術者がどのようにして生み出すかによっても、その性質が異なると考えられています。

例えば、陰陽師自身の思念(エネルギー)を具現化させたもの(思業式神)や、紙や木片、藁人形といった「形代(かたしろ)」に霊的な力を込めて動かすもの(擬人式神)など、様々な種類があったとされています。

式神は実在したのか

「式神が実在したのか」という問いに答えるには、史実と伝説を明確に区別する必要があります。

結論から言えば、現代の科学的な視点において、安倍晴明が鬼神を呼び出して雑用をさせていたというような、物理的な実在を証明することはできません。

当時の貴族の日記など、史実の記録にも「式神を見た」という直接的な記述は乏しいです。

しかし、当時の平安京では、怨霊の祟りや呪術が本気で信じられており、陰陽師による占いや祈祷は、政治や人々の生活に不可欠なものでした。

陰陽師たちは、実際に式札(しきふだ)と呼ばれる紙の札を用いたり、何らかの呪術的な儀式を行っていたと考えられます。

式神とは、こうした目に見えない呪術の力や、それによって引き起こされる現象を、当時の人々が理解しやすいように「擬人化」または「象徴化」した存在であった可能性が高いです。

物理的に存在したかではなく、当時の人々にとっては「確かに存在する」と信じられていた霊的な概念だったと言えるでしょう。

安倍晴明の式神の種類と詳細

・安倍晴明の式神の名前
・式神十二天将を解説
・式神と狐の関係
・その他の式神一覧
・式神の作り方とは
・式神と神社の神様

式神の名前

安倍晴明が使役した式神として、特定の「名前」が伝わっているものは多くありません。

彼が雑用に用いたとされる式神たちも、個別の名前は伝承に残っていないです。

ただし、安倍晴明が使役したとされる式神の中で、最も強力で有名な存在として「十二天将(じゅうにてんしょう)」が挙げられます。

これは、「騰蛇(とうだ)」や「青龍(せいりゅう)」といった名前を持つ12体の強力な霊的存在の総称です。

物語や創作の世界では、晴明の式神として「前鬼(ぜんき)・後鬼(ごき)」が登場することがありますが、これは元々、修験道の開祖である「役小角(えんのおづの)」が使役したとされる夫婦の鬼神であり、本来は安倍晴明と直接の関係はありません。

式神十二天将を解説

十二天将(十二神将とも呼ばれます)は、安倍晴明が使役したとされる最強の式神群です。

これらは、元々「六壬神課(りくじんしんか)」という中国から伝わった高度な占術(占い)で用いられる、天体の象徴体系でした。

仏教の「十二神将」との違い

しばしば混同されますが、陰陽道の「十二天将」は、薬師如来を守護するとされる仏教の「十二神将(じゅうにじんしょう)」とは全くの別物です。

名前は似ていますが、その起源も役割も異なります。

十二天将は、北極星や星座に起源を持ち、それぞれが陰陽五行説に基づいた性質を持っています。

12体は「吉将(きっしょう)」と呼ばれる6体と、「凶将(きょうしょう)」と呼ばれる6体に分けられます。

代表的な十二天将の構成は以下の通りです。

名称 読み 吉凶 五行 関連する方角/動物
貴人 きじん 吉将 主神・福徳
騰蛇 とうだ 凶将 南東 / 蛇(驚き・恐怖)
朱雀 すざく 凶将 南 / 鳥(口舌・争い)
六合 りくごう 吉将 東(和合・調和)
勾陳 こうちん 凶将 南東(戦闘・訴訟)
青龍 せいりゅう 吉将 北東 / 龍(財産・慶賀)
天后 てんこう 吉将 北西(婦女・後宮)
太陰 たいいん 吉将 西(隠匿・知恵)
玄武 げんぶ 凶将 北 / 亀と蛇(盗賊・亡失)
太裳 たいじょう 吉将 南西(衣服・冠帯)
白虎 びゃっこ 凶将 南西 / 虎(疾病・死喪)
天空 てんくう 凶将 北西(欺瞞・不信)

安倍晴明は、元々天文博士であったことから、これらの天体の象徴との相性が良く、自在に操ることができたとされています。

式神と狐の関係

安倍晴明と式神を語る上で、「狐」の存在は切り離せません。

これは、安倍晴明の出生に関する有名な伝説に基づいています。

安倍晴明の母「葛の葉」伝説

伝説によれば、安倍晴明の父・安倍保名(あべのやすな)は、信太の森(現在の大阪府和泉市)で狩人に追われていた白狐を助けました。

その狐は恩返しのために「葛の葉(くずのは)」という名の美しい女性に化け、保名と結ばれます。

二人の間には子供(幼少期の晴明)が生まれますが、ある日、子供が原因で葛の葉は正体である狐の姿を見られてしまいます。

彼女は「恋しくば 尋ね来てみよ 和泉なる 信太の森の うらみ葛の葉」という歌を残し、森へと帰っていきました。

この「母が妖狐であった」という伝説こそが、安倍晴明が他の陰陽師とは比べ物にならない強大な霊力を持ち、幼少期から鬼の姿を見たり、式神を自在に操ることができた理由として、後世に語り継がれているのです。

その他の式神一覧

十二天将の他にも、式神はその「作られ方」や「性質」によっていくつかの種類に分類されます。

代表的なものを紹介します。

思業式神(しぎょうしきがみ)

陰陽師の「思念」や「想い」が込められ、エネルギー体として生み出される式神です。

決まった形がなく、術者の意図に応じて自在に姿を変えるとされます。

術者の能力が直接反映されるため、強力な陰陽師ほど強い式神を生み出せました。

擬人式神(ぎじんしきがみ)

私たちが映画やアニメでよく目にするタイプの式神です。

「式札(しきふだ)」と呼ばれる和紙の人形(ひとかた)や、草木、藁(わら)で作った人形に、陰陽師が霊力を込めて生命を与え、使役します。

意思を持つ上位の式神と、単純な命令しか聞けない下位の式神がいたとされます。

悪行罰示神(あくぎょうばっししきがみ)

元々は悪事を働いていた悪霊や妖怪などを、陰陽師が呪術によって倒し、服従させて自分の式神としたものです。

安倍晴明は、こうした強力な悪霊を調伏させ、使役するのが得意だったとも言われています。

犬神(いぬがみ)

これは特殊な呪術によって生み出される式神(呪物)の一種です。

犬を極度の飢餓状態に追い込むなど、残忍な儀式を経てその怨念を霊的な力として利用します。

非常に強力ですが、術者にも危険が及ぶ呪術とされています。

式神の作り方とは

式神の「作り方」とされる方法は、あくまで伝説や呪術書に残るものです。

これらは当時の呪術的な思想に基づくものであり、現代で容易に再現できるものではありません。

代表的な方法としては、前述の「擬人式神」の作り方が挙げられます。

紙や木片、草の葉など、本来は無生物のものに呪文を唱え、術者の霊力を注ぎ込むことで、一時的に命を与えて操ったとされます。

『今昔物語集』などには、安倍晴明が遍照寺(へんじょうじ)で、呪を唱えた草の葉を投げて蛙を殺してみせたという逸話が残っており、これが式神の術の一端を示すものと考えられています。

蠱術(こじゅつ)

犬神とも関連しますが、「蠱術(蠱毒)」と呼ばれる恐ろしい呪術も式神の作り方の一つとされます。

これは、甕(かめ)の中にヘビ、ムカデ、カエルなどの毒虫を多数入れ、共食いをさせます。

最後に生き残った一匹の霊的な力を呪物として利用する方法です。非常に強力な呪いであり、平安時代には法律で禁止されるほど危険視されていました。

式神と聞くと便利で格好良いイメージがありましたが、その背景には蠱術のような恐ろしい呪術も存在したのですね。

陰陽道が持つ光と闇の両面を感じます。

安倍晴明の式神と神社の神様

この記事で解説してきた「安倍晴明」と「式神」に関する要点を、最後にまとめます。

  • 安倍晴明は日本で最も有名な陰陽師
  • 彼は平安時代に実在した官僚だった
  • 生前は人間であり神様ではない
  • 死後、その偉業から神格化された側面がある
  • 式神とは陰陽師が使役する鬼神や霊的存在
  • 安倍晴明は式神を操る達人だったとされる
  • 式神の正体は荒ぶる神や思念体など諸説ある
  • 式神が実在したかについては史実と伝説の区別が必要
  • 安倍晴明の有名な式神として十二天将がいる
  • 十二天将は占術「六壬神課」で用いる象徴
  • 安倍晴明の母は妖狐「葛の葉」という伝説がある
  • この狐の血筋が晴明の霊力の源とされた
  • 式神には思念で作る思業式神など種類がある
  • 式神の作り方には式札や蠱術などの呪術が伝わる
  • 晴明神社では災厄除けの神として信仰されている
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